荒野のグラフィズム 粟津潔展


概要

展覧会名

 
荒野のグラフィズム 粟津潔展
   
会期
 
07年11月23日(金・祝)〜2008年3月20日(木・祝)
   
開場時間
 
午前10時から午後6時まで(金・土曜日は午後8時まで。
1月2日、3日は午後5時まで)
閉場日
 
毎週月曜日(ただし12月24日、1月14日、2月11日は開場)
12月25日、12月29〜1月1日、1月15日、2月12日
 
会場
 
   
料金
 
一般1000円(800円)、大学生800円(600円)
小・中・高生400円(300円)、65歳以上の方800円
()内は20名以上の団体料金 及び前売りチケット料金
   
主催
 
金沢21世紀美術館[(財)金沢芸術創造財団]
共催
 
社団法人日本グラフィックデザイナー協会
 
後援
 
財団法人日本産業デザイン振興会
 
特別協賛
 
日本写真印刷株式会社、株式会社NCP
 
協賛
 
コダック グラフィック コミュニケーションズ株式会社
株式会社田中運送
 
協力
 
印刷博物館、金沢学院大学、金沢美術工芸大学
国際芸術センター青森、シルクの会、財団法人草月会、
株式会社アダチ版画研究所、株式会社スクリーンプロセスクニエダ
株式会社竹尾
 
同時開催
 
コレクション展U
日比野克彦アートプロジェクト「ホーム→アンド←アウェー」方式
美の求道者・安宅英一の眼 安宅コレクション
大巻伸嗣 LIMINAL AIR - DESCend - 2007


作家紹介

粟津潔
第二次世界大戦後の日本の混乱期に、独自の表現活動をスタートした粟津潔は、常に同時代の世界を見晴らしながら、日本におけるグラフィック・デザインの礎を築き、絵画、ポスター、版画、ブックデザイン、建築、音楽、映像、パフォーマンス、演劇など多様な領域を縦横無尽に往来してきた奇才です。
映画と美術雑誌を教科書がわりに独学で絵を学んだ粟津は、ポスター作品《海を返せ》による1955年日本宣伝美術会賞の受賞を皮切りに、デザインの道へ、そして印刷技術によるイメージの複製と量産の領域へと接近します。「すべては荒野だった。グラフィックという言葉も存在していなかった。」と粟津は当時を述懐しています。近代の複製技術によって機械的に自己増殖する視覚メッセージに日常の隅々まで覆い尽くされる現象を粟津は「グラフィズム」と捉えつつ、そのような時代状況に対してむしろ前近代的ともいえる表現手法を直感的に探り当て、独自の流儀を確立します。1960年代から70年代にかけて、指紋、手相、地図、印鑑、亀、鳥、椿、モナリザ、阿部定、等々、特異にして大衆的な図像を巡礼した粟津は、1980年代以降、地球環境と人間の文明の有り様に強い関心を寄せ、先史美術の岩刻画や、民族美術としての象形文字に視座をより一層拡大してゆきます。
「荒野のグラフィズム:粟津潔展」は、1977念のサンパウロ・ビエンナーレ出展作品《グラフィズム三部作》をはじめ、粟津の主要な1500余点を一堂に展観し、有形無形の粟津芸術の全貌と現在性を問うものです

主な受賞歴
日宣美賞(「海を返せ」) / 日宣美奨励賞(「ネクラソフ」及び「わが町」) / 「世界フィルムポスター・コンテスト」最優秀賞 / 「ミラノ・トリエンナーレ」銀賞 / 第3回「ワルシャワ国際ポスター・ビエンナーレ」銀賞及び特別賞(「心中天網島」「ANTI-WAR」のポスター) / 装幀コンクール通産大臣賞(『現代の伝統工芸』講談社刊) / 日本アカデミー賞受賞(映画「夜叉ヶ池」の美術) / 「国際ポスタービエンナーレ展」特別賞 / 日本アカデミー賞優秀賞(映画「槍の権三」の美術) / 毎日デザイン賞・特別賞(「印刷博物館」の開設)



アクセス

交通

 
JR金沢駅東口バスターミナルよりバスに乗り、「広坂」または
「香林坊(アトリオ前)」にて下車。
駐車場
美術館地下330台 8:30〜23:00
基本料金 : 30分無料
(ただし平日18:00以降及び土・日・祝日は美術館受付での手続きが必要)以降30分までごとに150円
託児サービス
有料、要申し込み TEL:076-220-2815
お問い合わせ
 

金沢21世紀美術館

〒920-8509
石川県金沢市広坂1-2-1
TEL 076-220-2800

http://www.kanazawa21.jp/
http://www.kanazawa21.jp/mb/(携帯)

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