シングル「HEAVEN」「GALAXY」がオリコンweeklyシングルランキングで14年ぶり2作連続TOP10入。
2月18日にリリースした最新アルバム『memento mori』もオリコンチャート7位と好チャートを記録した
BUCK-TICKの全国ツアーが、4月3日（金）埼玉県・川口リリアメインホールより開始された。

1987年のデビューから、いままで幾度もピークを迎えてきたバンドのツアー初日になる。
何度ライブを体験していても、数え切れないほどの楽曲を発表し続けていても、
新しいアルバムからの曲を初めて目に、耳にするときの緊迫感。
会場全体がライブを心待ちにしていることが伝わってくる。
BUCK-TICK22年目のツアーがスタートだ。

ライブ冒頭でボーカル櫻井敦司から、「ようこそいらっしゃいました、初日楽しんでいってください」
と投げかけられ、それに呼応するかのように観客とバンドの一体感が一気に深まる。
アルバム『memento mori』で魅せた、疾走感溢れる耽美な世界。
この内容を象徴するかのような、厳かなステージセットで『memento mori』は表現されている。

アッパーな『真っ赤な夜』や『Jonathan Jet-Coaster』、南国リズムを取り入れた異色作『Memento mori』、儚く繊細な『Message』、ギター今井寿によるボーカルが冴えわたる『Les EnfantsTerribles』や『スズメバチ』。
どれをとってもアルバム以上に、彼らの世界観が手に取るように伝わった。

櫻井から「来てくれたお礼に・・・」と紹介され演奏された『GALAXY』。
このキラキラとした曲が、ツアーの開始を桜の満開と共に祝しているかのようで印象的だった。

7月まで続くこのツアーはまだ始まったばかり。
今後どのような形で進化していくか本当に楽しみだ。
合間の4月25日には東北地区最大の野外フェス「ARABAKI ROCK FEST.09」に出演が決定している。