VOL.001 「た・か・く・ら」 嘉門達夫 |
エンタメスタイルから一冊の本を紹介させてください。 鋭い人間観察力。ラップミュージック以前からラップミュージック以上のリズム感と即興性も含めて、言葉遊びなどと言わせない豊富で核心をつく歌詞の面白さ。 長い間、幅広い年齢層から愛されてきた嘉門達夫さんが小説を出版しました。初めての書き下ろし小説は肺がんで亡くなった友人との友情物語。 1970年 大阪万博を知っている人はもちろん、知らない人にも是非読んでいただきたくて紹介させていただきます。 |
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幼稚園からの同級生「高倉」が肺がんで死んだ。 ヤツのリクエストは「オモロイ葬式にしてくれ」。 大阪のローカル都市で生まれ育った僕と高倉の「大阪万博」の思い出や、思春期のあんな事こんな事。 死に直面しても「オモロク生きたい!」と切望する高倉の生き様をとりまく友人達。 生きてる時は「しょーもない男」だった高倉の事を オモロク書きながら泣きました。 是非読んでみて下さい。/嘉門達夫 |
「この本の事を知って初めて“高倉さん”が亡くなった事を知った。 達夫さんが“替え歌メドレー”で売れまくって、毎年の様に全国をツアーで廻っている頃、 何時も達夫さんに付いていたのが“高倉マネージャーだった。 ご冥福をお祈りいたします。」/FOB企画 藤田等 |