いよいよスピッツのツアーがスタートしました。
12月2日 川口
あれ!いきなりこの曲から始まるの?
とまどいうれしい驚きで始まったコンサートは、
2年ぶりのホールコンサートだというメンバーにとっても、
新しいアルバムを聴きながら待っていたファンにとっても、
お互いに少し堅さと戸惑いが残ったまま、
大合唱ではなく興奮しながらの大ハミングで幕をあけました。
新しいアルバムの印象がそうであったように、
メンバーもファンも一緒に「スピッツ」であることを楽しんでいるみたいで、
新しい曲もそうではない曲も、それがいつの曲だったかは関係ないまま、
今ここにある「スピッツ」を楽しんでいる様子が
温かくて、すこしハラハラしながら、
でもどこまでも繋がっている感じがするコンサートでした。
マサムネ君のMCでは、
初めてみんなの前で演奏する曲はそれなりに緊張していたらしいのですが、
そこにいる誰もが初めて生で聴ける新しい曲のCDとは違った良さに触れることができたことに、
小さくクチヅサミながら楽しい顔、顔、顔でした。
もう十数年前にまだまだCDストアのイベントで歌っていた頃と、
今夜会場に来ている人達の年齢層が変わらないように思えるのは
なぜでしょうか?
スピッツはバンドと思える瞬間は、
ライブの時に特に多いのですが、
今夜も崎山君のダイナミックなドラミングや、
見ているだけで楽しくなる田村君のベースプレイや
ステージアクションは今回も健在でいい!
いやいや本当にいい!
本人のおしゃべりやキャラとは違い
真面目すぎるほどのテツヤ君のプレイ。
今回もクージーはメンバーの一員みたいに
サポートしています。
それに今までよりもマサムネ君のギタープレイが
フィーチャーされているように思えたりもします。
MCもマサムネ君だけではなくて
何人かが絡むところが多くて楽しいし、
何と、テツヤ君の今回のツアーの課題は
「MC」だそうで、その言葉にはみんな笑いながら、うけてたなー。
ドラムの崎山君もギターを買って猛練習中だそうで、
ひょっとすると今回のツアー中にお披露目があったりするかも。
でも、ステージでも話題になっていたけど、
彼がギターを弾いた場合のドラムは誰?が問題ですが。
おかしかったり、楽しかったり、興奮したり
見つめているのか、見守っているのか、見守られているのか
いろんな思いの中で「スピッツ」であることを
充分に楽しめるコンサートツアーは始まったばかり。
みんなの街に来る頃には
もっと変わっているかも。
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