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路上のキーボード弾き語りの天使「奥 華子」スペシャル・インタビュー
- 今回のツアー「CONCERT TOUR '08 〜2nd Letter〜」は富山、福井、新潟、石川と北陸エリアでは4ヶ所開催されます。そんな彼女に北陸へのこだわりを聞いてみました。

  • 北陸にはすごくこだわっています。
    空気があう、って言うか、私の歌も北陸に合うだろうな、って勝手に思っています(笑)私の性格も北陸にピッタリくる感じ。ちょっと言い方は悪いかもしれないけど空に例えると、快晴じゃなくって少し曇り空でもう少しで晴れるかな、って感じで・・・。私自身がものすごく落ち着きますね、ここは。
    人の雰囲気も含めて、どちらかというと寒いところの方があっているのかな・・・(笑)
    初めて北陸に来たのは、FM福井が私の曲をパワープレイにしてくださった時です。ディレクターの方とか、本当に良くしてもらって・・・、そういう出逢いに支えてもらっています。

以前、「You tube」には彼女が夏の暑い福井の海水浴場の砂浜で、簡単なテントの中でエレピの弾き語りで歌う姿がアップされていた時期がありました。え!こんな場所で?と思いながら見ていると、風も強いその悪条件にもかかわらず、ライブパフォーマンスとしての歌はとっても良くて、そして歌い終わると彼女はこう言います。
「皆さんありがとう。エフエム福井の皆さん、ありがとうございます」

- 彼女が路上ライブの天使だったことを、ご存知の方も多いと思いますが、実際にそばでお会いすると、小さな身体で華奢なイメージで、どこか「フワーッ」とした感じの彼女のどこにそんなパワーがあるのか、それは本当にイメージできないのです。

  • 20歳の頃からライブハウスで5年間くらい、繰り返しライブをやってたんです。いつかメジャー・デビューをしたいと思いながら・・・。でも、なかなか、うまくいかなくて・・・、そのうち、ひとりぼっちになっていくような・・・。そんな時に今のプロデューサーに出会ったんです。彼に言われたんです。「金をとれるような歌じゃないだろう。だいたい対バンばっかりのライブじゃ、誰を観に来てくれているのかも、わからないだろう」 それからですね。変わらなければいけないと思ったのは。 それが25歳の時で、それから1年間はライブもしないで、ただただ、いろんな曲を聴いて、この人たちの歌が聴いてもらえるのはどうしてか、どうしたら歌を聴いてもらえるのか、って。 1年過ぎて、曲もできて、それまでの自分と違う自分になれたのならと、どこかで誰かに私の歌を聴いてもらおうと思えたんですね。誰か、不特定多数の人に、私の歌を聴いて欲しい、と。とりあえず、地元はまだ恥ずかしかったりしたので(笑)、その頃路上ライブをたくさんやってた渋谷でやろうと、機材を、一番安いのとかを自分で買って、自分で運んで、初めて路上ライブをしたのは渋谷でした。

- それから彼女は渋谷で、そしていろんな場所で路上ライブを繰り返した。千葉県の柏や津田沼が多かったらしいのですが、いつのまにか彼女や彼女の歌のファンは増え、その頃作ったインディーズのCDは、1年間で2万枚売れ、さらに路上ライブで1日で売れた枚数の記録だとネット上で書き込まれています。

  • 488枚売れました。 記録かどうかはわかりませんが・・・(笑) CDもスーツケースに詰めて持って行きました(笑)。 でも、そうやって私は皆さんに力をもらってきたような気がします。 そこで感じたり、教えてもらったことが、私のライブだけじゃなくて、曲作りにもすごく良い影響を与えてくれていると思います。

- それからの彼女はメジャーのレコード会社と契約し、ラジオの「オールナイトニッポン」のジングルやCMなども手がけ、そしてアニメ映画「時をかける少女」のエンディングテーマに使われた「ガーネット」はエフエム局のヘビーローテーションにもなったり、16週連続オリコンチャートにランクインしました。このエリアでも昨年、ライブツアーを行い、そして今年、新しいアルバム「恋手紙」を発表しました。 聴いた後の感想は、まるでいくつかの短編小説を読んだか、いくつかのショート・ストーリー・ムービーを見たような。

  • 今まで2枚のアルバムはいろんなアプローチもしたけど、結局は「弾き語り」を基本にアレンジも録音も進めて来たんです。でも今回は、私がアレンジしたデモを基本に、ひとつひとつちゃんと世界をつくるようにアレンジできたかな、と思っています。だから、いくつかの短編小説って言われたらうれしいです。ありがとうございます。 曲は最初はいつもメロディーから生まれています。 言葉はどこかパズルみたいに・・(笑) 歌詞の中に「僕」という一人称があったりするのは、その方がせつないと思えるから。だから私に中の本当のせつない気持ちです。

- シングルにもなっている「手紙」はアルバムの最後に収録されていて、実は結婚式に使う曲を探していた知人に聴かせると、ひどく気にいったようで、実際に結婚式に使われたそうです。彼女の歌や声が持っている何かが、どこか、このエリアの人たちの何かに共感するのは確かなようです。

  • キャンペーンは全国回る訳ではなくて、どこか、なんとなく、たくさん来る場所ってできているんですけど、北陸はそんなところになってます。ライブとは違うんですが、やっぱり、直接声を届けることができるのは、すごく楽しいし、うれしいですね。もちろん、ライブはもっと声も曲も届けられるし、皆さんからも、声も気持ちも届けてもらえるので。

シングルの「手紙」はアルバムの中に封入された本人の書いたライナーノーツによると、路上ライブや全国ツアーなどで触れあうことのできたファンの皆さんのことを思って書いた曲だそうです。
コメントムービー


奥華子さんからエンタメスタイルをご覧の皆さんへのメッセージです。ご覧下さい。

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◎プロフィール
キーボード弾き語りシンガーソングライター。まっすぐな歌声、聴いた瞬間から心に染み入るメロディと歌詞が魅力。
インディーズ時代、路上ライヴを始めわずか1年間で、自主制作CDを2万枚手売りした実績を持つ。2005年7月にシングル「やさしい花」でメジャーデビュー。2006年3月にはファーストアルバム「やさしい花の咲く場所」、7月には、劇場版アニメーション「時をかける少女」主題歌「ガーネット」を発売。9月に行われた九段会館のワンマンのチケットは即日完売。また、12月には渋谷公会堂でのワンマンも行なった。色あせぬ、時代をこえた音楽性で、各方面より今後の活躍が期待されている。
また、以前からTVコマーシャルでもハ活動の場を広げており、東京電力「TEPCOひかり」、JR東日本「エキナカ」(帰っておいで篇)、ニチレイ「アセロラドリンク」等の、作曲・歌唱も担当し、そのキュートな歌声が話題を呼んでいる。


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◎リリース情報



「恋手紙」
2008.3.5 発売
PCCA-02620
3.000円(税込)

「10万人が足を止めた魔法の声」- 路上ライヴからホール・コンサートまで世代を越えた多くの人々にその“声”を届けてきたキーボード弾き語りシンガー・ソングライター奥 華子の通算3枚目となるオリジナル・フル・アルバム。

奥華子CONCERT TOUR '08 〜2nd Letter〜
2008年全国ツアー決定!奥華子CONCERT TOUR'08〜2nd Letter〜
※エンタメスタイルで北陸エリア4公演のチケットを購入できます。

富山公演

2008年4月26日(土)
会場:富山明治安田生命ホール
Open 17:30  Start 18:00
料金:\3,800(全席指定・税込)
一般発売日:2008年3月22日(土)
(問)FOB金沢 076-232-2424

公演は終了しました


福井公演

2008年4月27日(日)
会場:福井響のホール
Open 17:00  Start 17:30
料金:\3,800(全席指定・税込)
一般発売日:2008年3月22日(土)
(問)FOB金沢 076-232-2424

公演は終了しました


新潟公演

2008年4月29日(火・祝)
会場:新潟県民会館・小ホール
Open 17:00  Start 17:30
料金:\3,800(全席指定・税込)
一般発売日:2008年3月22日(土)
(問)FOB新潟 025-229-5000

公演は終了しました


石川公演

2008年6月8日(日)
会場:金沢芸術村パフォーミングスクエア
Open 17:00  Start 17:30
料金:\3,800(全席指定・税込)
一般発売日:2008年5月10日(土)
(問)FOB金沢 076-232-2424

公演は終了しました